好きになってごめんね。〜たくさんの幸せをキミと〜


──ズキッ。


頭が割れそうなほどの頭痛。


「ゔぅ、」


急に始まった頭痛の痛さに少し声が出てしまった。


それに気づいたのかそーちゃんは


「菜乃花どうした?具合悪い?」


心配そうに顔を覗き込んできた。



......どうしよう。


今日は調子いいと思ってたのに。


そーちゃんが心配そうにこっちを見てる早く何とかしないと。


「ううん大丈夫!あっ、私アトラクションに向かう前にお手洗いに行ってくるね」


今できる精一杯の笑顔で出来るだけ普通に見えるように振舞った。