好きになってごめんね。〜たくさんの幸せをキミと〜

「そ、そーちゃ」


怖いよ、


さっきの強がりはどこに行ったのか、私は半泣き状態だった。




「大丈夫だよ菜乃花、怖いなら目、閉じてていいから」



腰を抜かした私を見兼ねてそーちゃんはお姫様抱っこをしてくれた。



そーちゃんに身を託し

出口まで目を閉じた。



「──乃花。」



「──菜乃花、もう目開けて大丈夫だよ」


目を開けるともうお化け屋敷を出ていた。




お姫様抱っこが目立つのか遊園地にいる人が私たちわ見ていた。



わ〜恥ずかしい〜!


すっごい見られてる。



「そーちゃんもう平気だから下ろして」


これ以上はたいられない。


恥ずかしさがピークを超えていた。