「疲れた〜」

「うぅ〜もーなんにも頭入ってこない......」

私はあれからそーちゃんの指導が続き気づけば4時間休む間もなくただひたすら勉強をしていた。

「おつかれ。これで明日のテストは大丈夫だな」

「うん......」

「まっあとは早く寝て明日に備えること、もう遅
いから帰るよ」

そーちゃんは私の頭をポンポンして立ち上がった

そんな事されたらキュンとしちゃうよ............

「それじゃ、明日がんばろうな、菜乃花!」

「あ......ありがとねそーちゃん」

ニコッと笑顔でお礼を言うと。

「いーえ。これで悪い点とったら、夏休みも勉強
するからな。」

フッと優しく笑った後に冗談交じりなことを言ってきたそーちゃん。

「〜っ絶対いい点数取るもん!そーちゃんのこと
抜かしちゃうかもね」

「ははっ、それじゃあ楽しみにしてるよ頑張って
俺を抜かしてみな?」

それじゃっと言ってそーちゃんはうちに帰っていった。