好きになってごめんね。〜たくさんの幸せをキミと〜

なんでベンチから動こうとしないの?


「そんなことより菜乃花、今度はどれ乗る?」



そんなことじゃないよー!


「だ〜か〜ら〜そーちゃんの乗りたいもの〜」


なんでそんなに乗りたがらないの...。


「気にしなくていいって言われても気にするよ
さっきから全部、私の乗りたいものばっか乗ってるんだもん」


「はぁーほんとに気にしなくていいんだってば、それに菜乃花、ジェットコースター苦手だろ?」


ゔぅ、そうだけど...


「無理してまで俺に付き合って欲しいわけじゃないし、それにさっきも言ったけど菜乃花の乗りたいものは俺も乗りたいの、分かった?」


頭ポンポンしながら言わないでよ、また流されちゃう。


「まぁ、菜乃花は言い出したら聞かないのは知ってるから、今回だけは折れて俺の好きな物乗らしてもらおうかな....」



パァー


「ほんとそーちゃん!」