好きになってごめんね。〜たくさんの幸せをキミと〜

「あっ、そーちゃん!」


さっきの頭痛のことそっちのけで


そーちゃんのそばまでダッシュで駆け寄りぎゅっと抱きついた。



「──菜乃花、俺今運動してきたばっかだからあんまくっつかないで、汗臭いから」


......汗臭い?


臭いどころかすごく爽やかないい匂いがするんだけど......。



離れようとするから、さらにぎゅーっと強く抱き締めた。



「な、菜乃花......!」