好きになってごめんね。〜たくさんの幸せをキミと〜

できるだけゆっくり歩こう。

そうすれば少しでも長く一緒にいられる。


ゆっくり歩こうと思ったけど彼は歩くのが早て、あっという間に出口のところまで着いた。


いつもは私に合わせて歩いてくれるのに......なんだか急いでるみたい。


いつもより早く歩く彼が急に止まった。


......やっぱりまだ帰りたくないよ。


そう言おうとした瞬間。


「着いたよ」