好きになってごめんね。〜たくさんの幸せをキミと〜

「ありがとう。あ、お金......」

「いらない」

私が自分の分のチケット代を出そうとしたらそーちゃんに阻止されてしまった。

「え......でも、」

それじゃあ悪いよ......。


「いいの、初デートくらいカッコつけさせてよ」

彼はそう言うと私の手を引いて入口までスタスタと歩き出した。


横から見た顔は少し赤く見えた。


ふふっ

可愛い......。


付き合うようになってわかったこと......そーちゃんはかなり分かりやすく赤くなる。