好きになってごめんね。〜たくさんの幸せをキミと〜

少しの期待を胸に抱き着々と出かける準備を進めた。


なんだかんだ準備で時間がかかり、時刻は10時半を回っていた。


「えぇ!もうこんな時間急いででないと」

私は大慌てで家を出て駅へと向かった。

だけどなれない靴を履いてるせいで、いつもより歩くのが遅い......少しでもそーちゃんと距離を縮めたくて、今日は少し高めの靴を履いた。


時刻は10時50分──。

何とか間に合った。

約束の時間よりもまだ早いからきっとまだ来てないよね......。


そう思って噴水の方へと足を進めると、噴水の前で人だかりができていた。

しかも周りは女の子ばっかり、芸能人でもいるのかと思い少し覗いて見たらそーちゃんだった。