好きになってごめんね。〜たくさんの幸せをキミと〜

「いないよ!彼女なんて......っ!」

俺はすぐさま否定した。

ありえない、俺は菜乃花以外の女なんか眼中に無いしみんな同じ顔に見える。


「じゃあ学校で抱き合ってた彼女は......っ」

菜乃花は混乱気味でそう言った。


抱き合ってた......全く身に覚えがない、菜乃花以外を抱きしめたいなんて思ったことない。


......もしかして。


俺の脳裏に浮かんだのはあの時の後輩とのやり取り、確かにあの時抱きつかれたけど......

もしかして、あの時のを見られて誤解された!