好きになってごめんね。〜たくさんの幸せをキミと〜

菜乃花は覚えているだろうか......。


もう何年も前のことだからきっと覚えてはいないだろう。


昔に浸りながら菜乃花のことを待っていると......


ジャリッ──


誰かが歩いてくる足音がした。


「雪ちゃん大丈夫かな?」


そう呟いてる声が聞こえた。


菜乃花だ......っ!