好きになってごめんね。〜たくさんの幸せをキミと〜

──だけどそう見えてるだけだった。


花火が見える場所へと移動している時、気がつけば菜乃花の姿が見えなくなっていた。


「おばさん、菜乃花がいないよ!」


「うそ!迷子にでもなったのかしら......」


「ちょっと探してくるわね」


おばさんは急いで菜乃花を探しに行った。


「待って僕も行く!」


俺は慌てておばさんの後を追った。