好きになってごめんね。〜たくさんの幸せをキミと〜

こうして当日がやってきた。



俺は三十分前にその場所に足を運んだ。



懐かしいな......この場所を見つけたのはまだ俺と菜乃花が幼かった頃。


その頃は俺の母親と菜乃花の母親の四人で来ていた。


父さんたちはいつも忙しく、だいたい祭りの日や行事の日はだいたい来れなかった。


俺はあまり気にしてなかったが菜乃花は違ったみたいでいつも気にしていた。