好きになってごめんね。〜たくさんの幸せをキミと〜


「私も......私もそーちゃんが好き。」

気づけば衝動的にそう口にしてしまっていた。

「菜乃──「でも、そーちゃんには彼女がいるでしょ」

ずっと気になってた......。

せっかく想いが通じあっても、そーちゃんには彼女がいる。

「いないよ!彼女なんて......っ!」

そーちゃんはすぐさま否定した。

え......でも、それじゃああの子は......。

「じゃあ学校で抱き合ってた彼女は......っ」

私が見た光景はなんだったの......。

「......抱き合ってた......もしかして、告白された時に抱きつかれたやつ......かな?」