好きになってごめんね。〜たくさんの幸せをキミと〜

少ししてから携帯に場所が載った地図が送られてきた。

携帯に送られてきた地図を見ながら、その場所へと向かった。

こっちかな......?

あれ......?
この辺りって......。

「菜乃花......」

え......っ

この声って......!

バッ──
聞き覚えのある声、私は勢いよく振り返った。

......そーちゃん......。

どうしてここに......。

ドクンドクンッと波打つ鼓動。

一歩二歩と後ずさりしてしまう。

......ダメだ。
まだ......心の準備が......できてない。