好きになってごめんね。〜たくさんの幸せをキミと〜

少ししてから雪ちゃんが戻ってきた。

「お待たせー菜乃花、」

「おかえ──えっ!」

そこに現れた雪ちゃんは両手いっぱいに食べ物を持っていた。

「どうしたのその大量の食べ物......」

「見たら全部食べたくなっちゃって......」

こんなにたくさん食べられるのかな......。

そう思っていたけど、要らぬ心配だった。

二十分しないうちに雪ちゃんはぺろりと完食してしまった。

すごい......。

「はぁーお腹いっぱい」

それだけ食べればそうだよね......。