好きになってごめんね。〜たくさんの幸せをキミと〜

「せっかくの夏休みなんだもの、楽しいこと考えましょ?」

......雪ちゃん。

どうしてここまで心配してくれるの......優しすぎるよ......。

雪ちゃんは私を心配してくれて励まそうともしてくれてるのに......。

私がいつまでもこんなんじゃダメだよね。

「雪ちゃん!」

「ありがとう」

もう何度目か分からない涙が出そうなありがとう......もし、雪ちゃんに何かあった時は私が絶対力になろう......そう密かに決意をした。

「いいえ。」