僕は君を追いかける。

姉貴が言っていたことがやっと理解できた。

「呼び捨てしてくれないの?」

「百合。」

百合は、嫉妬していた。
俺のことが好きすぎて泣いているらしい。
そんな彼女を見るとつい頬が緩んでしまった。

百合は俺にハグをしてきた。

流石にちょっと危ないと思った。
だから、ベッドに行って寝るように行った。

でも百合は一緒に寝るとか言い出した。
熱のときもだったけど、百合は意外と甘えん坊。
俺は、一緒に寝るとは言った。
でも、

手を繋ぐってのは、抱きついてくるってのは聞いてないよ。

「ふざけんな、殺す気かよ。」

「んっ。」

ほんとに、可愛い。
たくさん泣いたのだろう。
目の周りが赤く腫れていた。


ごめんな、でもあと少しだから許してくれ。あと少しで、

香菜との婚約が破棄できそうだから。

雄飛side