僕は君を追いかける。

目が覚めた。だけど頭はぼうっとしている。
飛鳥さんがいなかった。
リビングには佐野がいた。

「佐野?」

「あ、先輩。起きた?」

「なんで、」

「ん?」

「なんでよぉ!」

泣きながら叫んでしまった。

「百合先輩、どうしたの?
もしかして、酒のんだ?」

「佐野には、関係ないでしょ。」

「先輩、どうしたの?」

「昼間、女の子とカフェにいた。」

「あ、」

「しかも、この前の子だった。」

こんなこと言ったって面倒くさいだけなのに。

「なんで、私といてくれないの?
嫌いになったの?」

「百合先輩のこと嫌うはずないよ。」