僕は君を追いかける。

放課後のことだった。

「西之谷先輩。」

「はい?」

誰だろう。

パンッ!

「え、」

叩かれた。

「っ」

「いきなり何するの?あなた、誰」

「雄飛から、何も聞いてないんだ。」

「え?」

「ふぅん、別にいいや。
私から雄飛を奪わないでよ!」

ドンッ

「った。」

突き飛ばされた。

それから、沢山の人が集まってきた。

「百合先輩?」

「佐野。」

「おい、香菜。何してんの?」

「え、雄飛には関係ないよね?」

「関係あるよ、大アリだ。
百合先輩、俺の彼女なんだけど。」

「いやーーーっ!」

「はーーー?!」

男子も女子も、悲鳴を上げている。
うるさい。

ていうか、佐野も佐野だ。
こんなたくさん人がいるところで、彼女だなんて叫ばないでほしい。

「へぇ、雄飛の彼女かぁ。
じゃあ、またね♪」

あの子、怖い。