僕は君を追いかける。

それから、

「佐野さん、この子たち送るのでお先に失礼します。」

「失礼します。雄飛、また来るから。先輩も」

「失礼します。またね百合雄飛君のことしっかり見とくんだよ。」

「ありがと、真也君、唯。真也君のお父さんも」

初めて、唯は私のことを百合と呼んだ。
とくに理由はないと思うけど。

佐野の病室で佐野のお父さんとお姉さんの飛鳥さんと3人でいた。

ガラガラ

「すいません。」

さっきいた看護師の方だ。

「はい?」

「ご家族の方にお話をしないといけなくて。とくに命に関わることはないと思いますが。」

「分かりました。飛鳥も行こうか。」

「えぇ。よろしくね百合ちゃん。」

「はい。」