「返して!!私の味方返してよ!!!」
そう言って叫ぶおりはにもうこれ以上見たくなくて、俺はおりはの頬を力いっぱい殴り付けてしまった。
「あいつは敵だ!!!!!とぼけたこと抜かしてんじゃねぇぞ!!!」
「った…」
どうしてそんなことを言うんだ。
自分をあんなに傷つけた人間を!!
俺が怒りとも悲しみとも分からない感情のままおりはの上に馬乗りになってまた顔面を殴ろうとするが
奏斗が俺の腕を掴んで止めて来る。
「椛!!!沖田ちゃん死ぬって!!!」
「離せ奏斗!!!あんなクソ庇うおりはなんて知らねぇ!!!」
必死に止める奏斗を蹴飛ばしておりはを見ると、おりはは俺を睨んだまま悲しい言葉を叫んだ。
「殺せばいいじゃない!!!」
おりはのそう叫んだ声で俺はおりはの首に手をかけてぎゅっと握りしめた。
こんなおりはなら殺してやる。
そんな気持ちでおりはの首を絞めていると、バタバタと足音が聞こえてきておりはから俺を引き剥がす人が現れた。
「辞めろ椛!!!」
「おりちゃん!!」
そう、連絡をしていた椎と叶だ。
2人の登場にほっと胸を撫で下ろす奏斗。


