【椛side】
文化祭の途中からおりはが体調が悪くなったから病院に行くと架子にメッセージが入っていたらしく、体調を心配しつつ
俺と奏斗が溜まり場の倉庫から出たのは夜23時。
「もうすぐ受験とか考えたら萎える〜。
椛と同じ大学にしよ〜っと」
「バカじゃねぇの。自分の進路は自分のしたいようにしろよな」
常にやる気のない奏斗だが進路までやる気ないと流石に心配になるぞ。
なんて思いながら2人で歩いていると
なにやらおりはらしき後ろ姿を発見した。
それは奏斗も同じようで、お互いに顔を見合わせる。
「でもこんな時間にあいつ出歩かないだろ」
「確かに、体調悪いって帰ったんでしょ〜?」
なんて会話をしつつも気になって奏斗と歩くスピードを早めておりはらしき人の前に行き振り向くと…。
「おりは…」
「あ!お前!」
なんでおりはがこんな時間にここに…。
と俺が言葉を発するより先に奏斗はおりはの隣の人物目掛けて飛びかかった。
あまりに突然の事で俺も奏斗を止められず、奏斗の殴り飛ばした男を見て言葉をなくした。
「……なんで…」


