翌日



4人で遊ぶために待ち合わせ場所で叶ちゃんと2人を待っていると、架子ちゃんからメッセージが入った。




なんだろう、と開くとそこには
『決意がゆらがないうちに告白するね。ちょっと遅れるかも』
とあって叶ちゃんに見せると、叶ちゃんは優しく笑う。






「もしより戻せたら2人でデートしな?って言ってもいいよ?」






優しい顔の叶ちゃんの言葉に私は頷いて架子ちゃんへと返信する。



叶ちゃんと旬佑先輩は同じ大学で色々聞いてるだろうからきっと上手くいくでしょう。



よかった、と胸をなでおろしていると叶ちゃんは困ったように笑うと私の手を握ってきた。






「ちょっと甘いものでも食べに行こう?」



「う、うん、いいよ」






甘いものなんて普段あまり食べない叶ちゃんなのになんだろうと一瞬思ったけどきっと気を使ってくれたんだ。



昨日クレープがテレビに出てて食べたいなーって言ったから。



あの事件以降私は1人で外に怖くて出れなくなったし、そもそもあんまり出たくないから引きこもりがちになってるのを。




叶ちゃんの優しさに感謝しつつ、引かれる手の温かさに安心していると…






「あ…」