翌日



昼食を4人でするか、架子ちゃんと2人にするか迷っていると

叶ちゃんと旬佑先輩が教室にむかえにきた。






「おりちゃん、久しぶり」



「叶ちゃん」






もしかしたら、勝手に家出して何も連絡しない私を怒ってるかもしれないと思いながら叶ちゃんの近くにいると

前と変わらず優しい笑顔で笑ってくれた。






「心配したよ、椛から連絡あってたけど…。
椛と付き合ったって…?」



「ごめんなさい心配かけて…。
うん、付き合うことになったよ」



「そっか…おめでとう」



「ありがとう」






叶ちゃんは優しく笑うと祝福してくれて
やっぱり叶ちゃんは落ち着くなと再確認する。



そんな私達を架子ちゃんと旬佑先輩はなんとも言えない顔で見ていたけど。






「ほらほら、早くご飯食べに行こう!」



「うん!」






叶ちゃんの明るい声に押されて私達はいつも通り屋上へと向かった。