「おい、お前自分の身くらい自分で少しは守れるようになれ!!そんなんじゃ何されても文句言えねぇぞ!」
ドキドキと高鳴る心臓に追い打ちをかけるように椛はそう怒鳴って、もう一度私の首元に顔を埋め
先程のチクリとする痛みが何度も繰り返された。
「ちょ、椛…!」
「なんだよ、嫌なら抵抗しろ」
「ちょっ」
椛はそう言いながらも何度も何度も首筋、鎖骨等に繰り返す。
それはいつの間に手際よく脱がされていた服の下の胸元にも跡を残される。
それがくすぐったい様な恥ずかしいような、とにかく心臓がはち切れそうなもどかしさに襲われた。
「椛…っ」
何度名前を呼んでも椛は止めることはなく
かと言って嫌かと言われると嫌ではない自分が不思議でたまらない。
「抵抗しないと知らねぇからな」
椛はそう言うと、はだけさせた私を自分のあぐらの上に乗せて至近距離で向かい合わせる形をとる。
「初めてだろ?抵抗しないならするからな」
そう、私の耳元で囁いた椛はゆっくりと私の唇に自分の唇を近づけてくる。
抵抗……?
椛が近づいてきても、初キスされてもいいと思うのはどうして??
そんなことを考えた私は、結局抵抗しないまま椛の唇を自らの唇で受け止めた。


