へぇ…コイツか。


女は〝紗莉〟と言った。


一緒ドキッとしたけど、俺の知ってるサリはこんな地味な奴じゃないことを思い出す。


サリ違い、か。


いつになったら俺は会えるんだろう。


いちいち俺の言動に対して顔を真っ赤にさせながら反抗する紗莉に、気が付いたら興味が湧いていた。



ふっおもしれぇじゃん、この女。