「遅れてッ!ごめんなさい…!」
呼吸を乱しながらも、謝る。


「はぁ、ったくもういいわよ。ここから急いでいけば間に合うから。さ、もう準備して」


美紀さん…こと、横田 美紀さん。
私の中学からのマネージャー。


頼りがいがあって、私のことをなんでも理解してくれる人。


こうして怒るときは怖いけど、本当はすっごく優しい人なの!


いつも学校が終わる度、こうして迎えに来てくれる。


正門だとなにかと目立つから、裏門にしてもらってる。