地味子とイジワル王子の秘密恋愛♡

「はぁ、仕方ないですねー。いいですよ、仕方ないから話し相手なってあげますよ」


もう棒読みで言ってやった。


「仕方ないってすんげぇ強調された気がすんだけど…気のせい?」


「もっちろん!もー喜んで相手しますとも!」


超ニッコニコの笑顔で、心を込めに込めた。


「だよなー?エラいぞ、紗莉」
わしゃわしゃと頭を撫でられる。


「わっ!…ちょっと!ボサボサじゃないですか!」


見事に鳥の巣状態。