「…先輩、大好きです」


やっと幸せを掴んだ気がする。


「俺も。これからもっともーっと俺のこと好きにさせるからね?だから覚悟しといて」


あたしの耳元で裕太先輩の低い声が響く。





無事に付き合ったことを紗莉に報告したら、椅子から転げ落ちてたっけ。


すぐ校内中に広まり、あたしと裕太先輩のことを知らない人はいないんじゃないかっていうぐらい。


今では心の底から幸せ。


「みおー、膝枕してくれない?」