「…裕太先輩!待ちました?」


サッと掛け寄る。


「全然待ってない!…ってか想像通りすっごい可愛い」


ドキッ


褒められると思ってなかったら、素直に嬉しい。


「あ、ありがとうございます」


「じゃあ行こ!」と、さりげなく手を繋いでくる先輩。


「今日はデートだから特別!」


ニカッと笑う裕太先輩が眩しく見えた。