もちろん、2人はきっと美緒目当て。
誘うとき、私のことなんて気にしてない様子だったから。


「あ、うん。紗莉、大丈夫そう?」
「うん。私は大丈夫だよ!」


それに他のグループはみんな決まってるし…


ここで断ったらもう誰も声掛けてくれなさそうだしね!


「じゃあ、よろしくね。葉月さんと、南見さん」


ニコっと私に笑顔を向けてくる、桐谷くん。
一ノ瀬君は…ちょっと無愛想な感じ。


こんな美男美女の中に地味な私が1人…。