夢の終わり、交わした約束を胸に~紡~

なんとなく問い詰められそうな気がしたので話題を逸らす。それを聞いた椿は少し呆れたように肩をすくめてから口を開いた。

「おやじが安らかに眠れますように、かな。あいつ、罪の償いのために死んだとか言うんだぜ。最初は腹立ったけどよ、おやじらしい理由だよな」

そう言った椿は空を仰ぎ見る。その様は亡くなったお祖父さんを思い出しているようにどこか、切なげだった。

「そのおやじさん、大切な人だったんだね」

「胡桃は?」

「へ?」

「胡桃は何を願ったんだ?」

それはもちろん……。

____仁菜の分まで強く生きるからこの幸せがなくなりませんように____。