「幽霊は未練解消をしてからあの世へ向かいます」
やはり。本で読んだ通りだ。
「ですが、未練解消ができなくなるまでのタイムリミットもございます」
これも想定内だ。確か本で読んだ通りだとすれば亡くなってから……。
「49日」
経つまでのはず。
「普通はそうなんですが、この神社は少し特殊でして、未練解消期間が19日間しかないのです」
一瞬耳を疑った。
つまり私が亡くなった6月9日から今日まで、17日が既に経っているから、あと2日と半日しかないではないか。
「やばいじゃん。えっと私の未練解消は?」
慌てたせいか、声がうわずる。これは一刻を争うものだ。一秒でも遅れてしまえば私はあの世に逝けないまま、地縛霊になってしまう。椿を不幸な目にあわせてしまう。それだけは嫌だ。
自分が幽霊だとわかった今、私はこの世にいるべき人間ではない。お祖父さんの代わりに椿の側にいてあげられないことが、悔しくて悲しい。でも未練解消をしなきゃ。
「好都合なことに、すでに三つは解決されています」
淡々と紡さんは告げた。
「三つ?」
やはり。本で読んだ通りだ。
「ですが、未練解消ができなくなるまでのタイムリミットもございます」
これも想定内だ。確か本で読んだ通りだとすれば亡くなってから……。
「49日」
経つまでのはず。
「普通はそうなんですが、この神社は少し特殊でして、未練解消期間が19日間しかないのです」
一瞬耳を疑った。
つまり私が亡くなった6月9日から今日まで、17日が既に経っているから、あと2日と半日しかないではないか。
「やばいじゃん。えっと私の未練解消は?」
慌てたせいか、声がうわずる。これは一刻を争うものだ。一秒でも遅れてしまえば私はあの世に逝けないまま、地縛霊になってしまう。椿を不幸な目にあわせてしまう。それだけは嫌だ。
自分が幽霊だとわかった今、私はこの世にいるべき人間ではない。お祖父さんの代わりに椿の側にいてあげられないことが、悔しくて悲しい。でも未練解消をしなきゃ。
「好都合なことに、すでに三つは解決されています」
淡々と紡さんは告げた。
「三つ?」


