「「!!?」」


『キャハッ!』


変わらず笑顔を振りまくリンの口から、
予想だにしない言葉が飛び出す・・!


鼓膜から脳へ伝わるその前に、

反射で綾野と同時に・・
左腰へ手を伸ばす・・!!



「・・・・・どうして分かった?」


『秘密♡』


「・・・・・・・。」
「・・。」


『どうしますぅ?
今殺り合うのもいいですけどぉ、

今この場にいるウチのスタッフとお客様・・全員人質だと思ってくださいねっ。』


「・・・・・・・・・・・・・。」
「・・。」


『・・・・・・・・・。』


「・・ここにいる人達は・・
誰も死なせない・・・。」


『キャハッ!
煉獄さんみたいでカッコいい~!』


「・・・・閉店時間は何時だ?」


『はい~20時までとなっております!

そこからスタッフミーティングと売上確認に入って21時にはみんな帰宅しますぅ。』




「・・・・・・・綾野。
一旦出て、店の前で張り込もう。」

「・・。」


『アハッ!裏口と二手に分かれなくても大丈夫ですよっ。

逃げるのも面倒くさいから、
2人纏めて殺してあげる♡』


「・・・・・・・・また来る。」


『またのご来店をお待ちしてます~。』