もし自殺するんなら、
仲直りなんてしない・・。
もしそうだったら、
ユカリさんと私に調査結果を突きつけられたあの日にそういう選択を選んでる。
でもA子さんは違った。
ちゃんと向き合うと宣言したあの決意は・・プリンを持ってきたあの笑顔は・・
こっちが羨ましくなるほどペアネックレスを見せてくれたあの笑顔は・・
絶対にこんな選択は選ばない。
「・・・・・あ・・もしもし・・。
玉置さんこんな時間にごめんなさい。
今大丈夫でしたか・・?
あの・・実は・・
お伺いしたい事があって・・。
私の知り合いが・・あ・・
知り合いというか・・
知り合いは知り合いなんですけど・・
その・・自殺するはずが無いのに・・
自殺に見せかけた殺人の可能性は無いか!!って訴えれば・・
もう一度警察に捜査して頂けるんでしょうか!?
・・・・・え・・!?
あ、いやいや良いんですか・・?
・・あ・・じゃあ・・・。
はい。今は・・その知り合いの交際相手のアパートに・・。」



