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「・・え・・何て・・・?」
夕方の天気予報を見終わった後・・珍しくパソコンの前に座ったユカリさんと・・
珍しく今日は早めに帰ってきて両手にポケット突っ込む藪さんと・・
2人の顔を交互に見てしまう・・。
「A子さん。死んじゃったそうです。」
ユカリさんの言葉が信じられなくてもう一度聞き直したけど・・
一言一句リピートされただけだった・・。
「どうして・・・?」
「自殺だそうです。もっと具体的に言うと、お風呂場でカミソリを用いて自傷しました。」
「・・・嘘・・・・・。」
「あの阿呆が・・。
アイツの最近の行動範囲や電話履歴にウチの事務所があったから、
このクソ忙しい時にさっき所轄の刑事の事情聴取受けてきた。」
「でもどうして・・・?
どうしてA子さんが・・!?」
「ド阿呆。恋人や結婚相手に裏切られた理由で死ぬ奴は大勢いる。」
「ち・・違います!!
あの2人は仲直りしたんです・・。
あれは嘘じゃないです。
ユカリさんと4人でプリン食べながら報告してくれたんです・・!
A子さんもB子さんもやり直すって本気で・・・。」



