「公安に親戚がいる話はしたことありましたか?」
「あ、はい・・。マイアーの死体を引き渡した件で伺いました。」
「ユウマ君だけに教えますが、
先日、大泉家の坊ちゃんを破って初当選した議員がいますよね?」
「あ・・確か・・藪議員でしたっけ?
あの大泉 元総理の一家を倒したって話題になってた・・。」
「あれは私の叔父の弟の息子の息子です。」
「・・遠い親戚ということですか?
凄いですね椿刑事部長のご家系は・・。」
「大切なのは一点集中ではなく分散。
“その時”が何の事か分からない以上・・我々はあらゆる立場と力・・・・・。」
「・・・・・・・??」
「申し訳ございません喋りすぎました。
今のは年寄りの独り言だと思って忘れてください。」
「あ、はい分かりました。」
「ところで、私に何の用事でしたか?」
「・・・・あ!そうだ・・!
かなり気になる事が出来たのでご報告に。」
「伺いましょう。」



