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圧倒的なオーラを放つ狼男の前に立つ、
フワッとした雰囲気のスーツ男・・・。
「君は一体・・・?」
「今にも死にそうな怪我を負ってるお前らよりは元気なただの一般市民だ。」
「だったらすぐに逃げるんだ・・!
あの化け物は俺達が・・・!」
「ド阿呆。それはこっちの台詞だ。
お前らとにかくそこから一歩も動くな。」
ダメだ・・意識が朦朧としてきた・・・。
戦わなければいけないのに・・
“怪人との連戦なんて・・”と泣き言を言っている場合ではないのに・・。
「・・っ・・・!」
立ってるだけで精一杯。
隣に立つ綾野も・・獏の牙に貫かれた右足から崩れてしまう。
そんな俺達に目もくれず・・スーツ男が狼男に一歩ずつ近づいていく・・!



