ジリジリジリ...


携帯の目覚ましが鳴り響いた。


午後16時。


「ぅ~ん...」


もぅこんな時間...


アタシは茜を起こした。


「茜!そろそろ起きないと!!」


「...ぅん...今何時?」


「もぅ16時。」


「マジで...頭、痛い...」


茜とアタシはMAX二日酔いだ。


テーブルの上は昨日飲んだ缶ビールで埋もれている。


アタシと茜は重い腰を上げた。


先にアタシがシャワーを浴びた。


浴室には全身鏡が置いてある。


アタシは自分の体をじっくりと見た。


「...腹...ヤバッ....」


鏡の前で自分の全身を見るのが日課となっている。


お風呂から上がると茜がコーヒーを入れてくれていた。


「気、きくじゃんッ。」


「だってあたしだよ?麻波がコーヒー好きなの知ってるし。」


アタシは心が和んだ。