「乾杯。」


「乾杯。」


缶ビールを鳴らす。

茜がツマミのサキイカを口にくわえながら言う。


「今日さぁ、真実の彼氏、孝一とSexしてきた。」


「まじ?!」


アタシは驚いた。いつの間にそんな展開になっていたのだろうと。


「マジだよ。麻波には詳しく話してなかったけど最近、昼間とか仕事終わってから遊んだりしてたんだ。」


また一つサキイカを口にくわえながら茜が言った。


「ちゃんと避妊したの?」


アタシは酔いのせいか、村上のせいか分からないが陽気にそぅ聞いた。


「その辺はちゃんとしてるよ。てか、あの男下手くそでさぁ!」


茜は目を細めながらそぅ言うとビールをぐっと飲んだ。


「マジで~?何?小さいとか?♪」


ケラケラ笑いながらアタシは言った。


フゥっとタメ息をつきながら茜は、


「全部!あんな男で満足してる真実の神経マジ分からない。」


茜と目が合う。


目が合ったと同時にアタシ達は腹を抱えて笑った。


「だぁからっ真実はいつも飢えた顔してんじゃん~♪」


アタシはフザケながら言う。


「確かに~♪」


茜もフザケながら言う。


アタシと茜はそんなフザケた会話をしながら昼まで飲んでいた。