傷つけるのに、器用すぎた。


学校を出て、向かったのは私たちが大好きなオムライス屋さん。


高校の近くにあって、1年生の頃から4人でよくここに来ていた。


もちろん聖也と2人でもよく来る。



それから、全員一緒のオムライスを頼んで待つ。



「ん〜〜うめぇ!やっぱここのオムライスが1番だよな!」


奏多は目をキラキラさせて食べている。



「オムライスはここでしか食べないみたいなとこあるよね〜」


「わかる!いつ食べても美味しいよね!」