いつかあの子に詩くんを見せてあげたいな。 わたしの中の一番大好きな この大きな甘えんぼさんを。 きっと、いつもみたいに優しく目を細めて 変わらず寄り添ってくれるよね。 「詩くん、大好き」 「俺の方が絶対好きだよ」 柔らかな空気が、夜を包み込んでいく。