「綺月と心美ちゃんが出会った時だって、 同じ色のオーラが見えたんだから。 雪那と天音だって……」 「オーラなんて見えなくても、 僕だって、 あの二人がくっつくだろうなとは思ったし」 「天音は、雪那の何が不満なの?」 可愛くて。頑張り屋で。 自分のことより他人を優先する優しい子なのに。 なぜ、雪那を好きになれないの? 天音の贅沢者!! 雪那と同じオーラならって 毎日嘆いている俺の気持ち、 わからないでしょ? 怒りがフツフツと湧いてきたと同時 天音は俺の目の前で スマホをいじりだした。