「次に雪那にキスできるのは、
雪那が高校を卒業した時だね」
そんなに、先ですか?
まだ、1年以上もあるのに……
「雪那、悲しそうな顔しないの」
「そ……そんな顔……してません」
「俺は、
雪那を抱きしめるのも我慢するから……」
抱き枕も、卒業ですか?
それは、淋しすぎるかも……
生まれた時から
千柳様の温もりに包まれてきた私には
耐えがたい修行のような
1年になりそうです……
「でも、今まで通り。
夜10時には、雪那のお部屋に行ってもいい?」
「え?」
「雪那への想いを綴った書道日記。
恥ずかしいけど、雪那に読んであげるからね」
照れながら、
優しく微笑んでくれた千柳様。
私は、今日まで伝えられなかった想いを
言葉に込め、
千柳様に思いっきり微笑んだ。
「大好きです。千柳様!!」



