蜜甘同居 こじらせ中 ゾルック 二人目





「雪那のこと、
 赤ちゃんの時から見てきたけど。
 そんな顔もするんだね」


 どんな顔ですか?

 マヌケ顔? ドン引き顔?



「雪那の色っぽい顔に、
 俺、はまりそう」



 色っぽいなんて、
 私には無縁のキーワードですよ!



「もう一度、見たくなっちゃったな」



 ムリです。ムリです。

 
 千柳様に注がれたキスが、甘すぎて。
 
 私の心臓が
 どこかに逃げ出しちゃいそうなほど、
 飛び跳ねていますので。






「雪那……いいよね……?」



 自信なさげに微笑んだ千柳様に、
 捨てれた子犬みたいな目で見つめられ

 心の中が、ざわつき出す。





 ダメなんて、言えるわけない……

 だって……



 『とろける蜜甘なキスが欲しい』って
 思ってしまう正直な自分が、確かにいて。


 私の心の中を、占領しているから……