蜜甘同居 こじらせ中 ゾルック 二人目




「雪那は俺に、
 オオカミ男になって襲って欲しいの?」


 お……襲う?



「も……申し訳ございません……
 そんなつもりじゃなくて……」



「慌て顔の雪ウサギちゃんが可愛いから
 これで許してあげる」




 千柳様のオオカミ顔が一変。

 優雅で穏やかな王子様に代わり。


 安心のため息をつきながら、
 私は視線を落とした。



 それなのに……


 右頬に手のひらの温もりを感じ。
 驚いて視線をあげる。




 そこには。

 私の瞳の奥の奥まで、熱を流し込むように

 千柳様の真剣な瞳が、私の瞳を貫いていた。





 千柳様……

 そんな目で、見つめないでください。


 熱のこもった大好きな瞳から、
 目を逸らせなくなってしまうので。