「千柳様に比べたら、 私の夢なんてお恥ずかしいものです」 「雪那の夢は、どんなものなの?」 ちっぽけな夢すぎて、言いにくいな…… 千柳様の反応が怖い。 でも、千柳様に応援してもらいたい。 私は、不安混じりの声を 恐る恐る吐きだした。 「子供たちに…… 勉強以外を教える教室を…… 開くことです……」 「例えば?」 「料理や片付け……家事などです……」 「素敵な夢だね」 優しいお兄さんのように微笑む、千柳様。 頷きながら耳を傾けてくれる姿に安心して、 私は言葉を続けた。