「雪那が俺のために、料理してるとことか。
俺のために、アイロンかけてくれているところとか。
可愛く見えて……ムズムズして……つい……」
言い訳しながら後ずさりして
本棚に体半分隠れる千柳様……
可愛すぎです!!
怒られないかビクビクしている
子供みたい。フフフ。
『隠し撮りくらいで、
嫌いになんかなりませんよ』
そう言おうと思ったのに。
本棚から飛び出した千柳様が、
先に口を開いた。
「ここまで来たら、
クローゼットの中も見せなきゃだよね」
クローゼットにも、
何か隠しているのですか?
千柳様に続いて、
クローゼットの前に来た。
ゆっくり扉が開けられ、
いろいろなものが
私の瞳に飛び込んでくる。
棚に一つ一つ大切に飾られている
これらの物って……
なつかしさと嬉しさがこみあげてきて、
頬が勝手に緩んでしまう。



