いつか再会する時まで




ご飯を終えてみんなで少し団らんしてお風呂に入らせてもらった。
あたしがお風呂に入り終えて玲音の部屋に戻ると、玲音はいなくて、どこだろうと探そうとしたら、ベランダに人影が見えた。





「玲音、せっかくお風呂入ったのにそんな格好して夜風にあたってたらお風呂入った意味ないじゃん」

玲音「…そうだね」



いつにもまして歯切れが悪い。どうしたんだろ、と次の言葉を待っていると…



玲音「久々に帰ってきて父さんのピアノを見たらなんか、寂しくなってね。
父さんが亡くなってからもう10年も経つのに…こんなこと初めてでさ。」


なんて言ったらいいのかわからずにかける言葉を探していると、「いったん戻ろっか、中に。」と言われた。