いつか再会する時まで





美鈴「ごめんなさいね。玲音ちゃんの友達の子には言っておきたいことがあるの。
それに…凛ちゃんもこの家を見て気づいたでしょう?」



そう言って切り出したのは、玲音の家族の話だった。



玲音は小一の頃に父親を目の前で亡くして
いる。その父親は(玲音は知らないが)有名なR&Iグループの社長で、玲音の母親がそれを急遽継いで社長になったこと。
玲音の母親は旦那さんが亡くなった悲しみを仕事にぶつけるように仕事にのめり込むようになって、家に帰らなくなったこと。
そして、小5になったある日、玲音の家族はバラバラになったこと。
そしてその1ヶ月後ぐらいに、玲音を心配した理事長夫婦は自殺しようとする玲音を、無理やりこの家に連れて帰ってきたこと。





……そんなことがあったんだ。
でも、これが全てじゃないだろう。
真実は玲音に聞くべきなんだろう……けど、あたしが聞いてもいいのかな。
あたしの話もしてないのに……